史書『続日本紀』において「球美(くみ)」と呼ばれた久米島は、那覇から飛行機で約30分、上空から見ると蝶が羽をひろげた様なかたちをしている美しい島です。2002年に、仲里村(なかざとそん)と具志川村(ぐしかわそん)が合併し、久米島町が誕生しました。
近隣には渡名喜島(となきじま)や粟国島(あぐにじま)などの島々が分布しています。
小高い山やサトウキビ畑、牧草地が広がり、色鮮やかな海と緑豊かな大地が広がる久米島。自然が生み出す美しい風景に、人々も豊かな笑顔をこぼす美しい島です。
沖縄独特の白い砂浜、コバルトブルーの海。久米島には、東の沖合に浮かび上がる砂州「はての浜」や、真っ白な砂浜が2kmに渡って続くイーフビーチがあ
り、島中に潮風の香りが漂っています。島の東にある奥武島(おうじま)の南海岸には、亀の甲羅のような模様の石が一帯に敷きつめられた、県指定天然記念物
『畳石』があり、自然がつくりあげた、景観の不思議をみることができます。
海からの風に含まれるマイナスイオン、ミネラルなどは、少なからず農作物に良い影響を与え、沖縄特産のゴーヤやサトウキビ造りが盛んなことで知られている
久米島ですが、一番の特徴は泡盛造り、もろみ酢造りに欠かせない「湧き水」。この美味しい良質な水は、昔ながらの稲作をはじめ、「久米島の久米仙」の仕込
み水として今なお利用されています。他にも、海洋深層水、久米島みそなど、特産物も豊富です。
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